資本主義の終焉と歴史の危機

本書のメッセージは、「グローバル化を推進することは、資本主義の寿命を縮めることになるので、「脱成長という成長」を目指しながら、資本主義の代わりとなる社会システムを考えていこう!」というものです。

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

資本主義の終焉と歴史の危機 (集英社新書)

著者の主張は何となく理解したつもりではいるものの、具体的な情報があまり書かれていないこともあり、腑に落ちない点がいくつかありました。特に、本書の核心部分でもある「16世紀の価格革命」と「21世紀の価格革命」に関する記述がイマイチなので、時間を置いてもう一度読んでみようと思います。