クラウドファンディングにおける二つの「30%ルール」

どうやらクラウドファンディングでは二つの「30%ルール」が経験的に成立しているようです。

一つ目:目標金額の30%を超えると成功率が上がる

Kickstarter を分析した記事によると、目標金額の30%を超えられるか否かでプロジェクトの成功率が大きく左右するとのことです。

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図から解るように、失敗したプロジェクトでは1-20%しか資金が集まらなかった場合が多いようです。日数がある程度経過しているのに達成率の低いプロジェクトは、それだけで魅力が低下してしまうのかもしれませんね。

9月12日(木)追記

この折れ線グラフを「目標金額の30%を超えると成功率が上がるというよりも「プロジェクト起案者の目標設定が高すぎる」と解釈した方が自然ではないだろうかという話が出たため、追記しておきます。

 

二つ目:知り合いだけで30%達成できれば、90%以上の確率で成功する

SEEDRSを分析した記事によると、知り合いだけで目標金額の30%(正確には34%)を集められれば90%以上の確率でプロジェクトが成功するとのことです。

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SEEDRSはアメリカの投資型クラウドファンディングプラットフォームなので報酬型で同様の傾向が見られるかは微妙ですが、「知り合い経由で集まった金額」はプロジェクトの成否を特徴付ける重要なパラメターになり得るかと思います。